展望台

ここ毎日恒例になっている、仕事終りのドライブに。今日は何時もよりカーステの音量を大きくしたい気分だった。だから、自然とアクセルも深く踏まさる。セーコマでタバコを買って、帰り道の途中にある展望台にテクテク登っていった。
ちょっとした丘の上にある展望台なので、まだ西の空を見るとうっすらと光が残ってる。ほんのうっすらと。てっぺんまで登って、下を見ると木々が眼下に広がる。思った。
『この木が、全部燃えていたら凄く綺麗なんだろうな。』
って。燃えた木から出てくる火の粉が、暗い空に向かってふわふわと飛んでいく。空がきっと赤く光って、凄く綺麗なんだろうなぁって、素直に思えた。疲れたよ。