奥田民生「ひとり股旅スペシャル@広島市民球場 OT10.30ROCKS!」

まず何から触れたらいいのやら。パッケージから行こう。このスポーツ新聞調のパッケージ最高。しかも「民生、完封!」って。実際のスコアボードでは完封にはなっていなかったけど、このコピーはグッときてしまう。しかも細部まで、こだわるこだわる。ちゃんと記事の欄は内容がしっかりしていて読むことができる。ドキュメントみたいなものが書かれているんだから堪らない。でも、これは後で読むことにした。
我慢できず、DVDをデッキへ。これから見る人のために伏せておこうとは思うが、民生の登場シーンは圧巻。鳥肌がたてしまった。で、曲へ。「ひとり股旅」の形式は大好き。だから、山崎まさよしの「ワンナイトスタンド」も好き。何だろ、ギター1本で着ているのはサムエで、頭はいつものタオル巻き。なんだろ、サムライほんとサムライ。1枚目は、カバーが多かったように思う。冬ソナ、フジファブリックアジカン、陽水と渋いな。中でも、陽水の「最後のニュース」は鬼気迫るものがあった。
で2枚目へ。ここから、本当の「股旅」という感じ。きたのは「人だらけ10.30」。これは何だったかな、カップリングに入っていたけどコラージュのような曲。自由に自分の歌をアレンジと言うか、勝手に繋げちゃってる。広島の応援歌の件に繋がっていくところは、民生自身笑っていたけど、元気よく応援歌を歌っている姿は実に楽しげ。でその中でちょっとだけだけど「泣き出しそうな〜、窓際の」という「メイビーブルー」も出てきちゃって、もうわや。聞いているほうにとっちゃ、ホントに一喜一憂じゃないけど一喜一喜だった。そして、ラストは「イージュー」「さすらい」ときてアンコールに「すばらしい日々」ホントにいい曲だね。
2回目のアンコールの「CUSTOM」は本当にいい。こうなって欲しいなとか、こうなりたいなとか思う。民生の力の入りようも最高潮だったし。
春から、スタンディングのツアーが始まって、北海道は5・8(日)なんだけど、前の週がNACS、次の週があわよくばPE'Z、そして次の週が怒髪天なんだよな。なんでこうも固まっちゃうかな。でも、行けるとしたら民生の久々のワンマンになるし。蝦夷ロックではなかなかワンマンやらせてもらえないからなぁ。行きたいな。